特に語ることもないけど、せっかくの年末だし。何かしらは書くことあるよねってことで。
感情が極端に昂ったり落ち込んだりすることが減った気がする。
インターネットで何を観たり聴いたりしても、特に表情が変わらないというか。たまに声出して笑うことはあるけど。
昔は食い入るようにインターネット上のモノを見ていたと思う。映像しかり、文章しかり。良くも悪くも、素直に没頭できていた。
没頭できないことが悪いとは思わない。インターネットはクソだ。ままならない現実もクソだが、インターネットも結局は現実の延長線上だからクソの一部だ。クソに没頭しても無意義だ。
それでも、呪術0をボロボロ泣きながら徹夜で2,3周して遅刻したり、アルマゲドンで今更泣いたり、(泣いてばっかりだが)そういう感受性が少し失われているのかなと思ってしまう。
少し違うか。
感受性が希薄になったというより、自分以外の何かに感情を揺さぶられることに対して臆病になっているのかもしれないなとは思う。
まぁインターネットは元々まともに付き合っていたら感情ジェットコースターみたいなものなので、普段は少し距離を取るくらいが(脳も肉体も進化どころか少し退化してそうな現代人にとっては)ちょうど良いんじゃないかと思うけど。ネットの悲しいニュースとか何かを分かった気になるだけで中身の薄い量産されたまとめ記事なんか、タバコより有害だと思う。マンガでも読んでた方が心穏やかに生きられる。
とは言え、何も分からないまま生きていてもつまらないので特定の情報だけ追うことが良いと思う。それが自分の場合はアニメだったり、Vだったりする訳だが。
でも昔のアニメやマンガを読む機会は少ない時期であっても、熱量はかなり高かったと思う。
徹夜でアニメ放送時間まで布団に潜んで、毎週エンドレスエイトを見ていた頃なんかはオタクコンテンツアンチの親と家庭で敵対しながら生きていた。今の自分にそこまで出来るだろうか。
多分できるんだろうけど、それでも熱量は少し劣ってしまうように思う。様々な事柄に対する慣れもあるだろうし、なんというか、踏ん張りが効かなくなっている感がある。「絶対にこれだけは譲れない」というものが当たり前のように手に入る現状を甘受しているうちに、人として丸くなったのかもしれない。
ここまでの話をまとめると、自分には熱中するものと同時に縛りが必要なのだろう。簡単に手に入るものほど、必死に得ようとしなくなる。そして、今の自分は簡単に手に入るもので満足できてしまっている。
海賊版のハルヒを罪悪感もなしに見て2期が放送されるやいなや親の目を盗んでリアタイしたり、ネット回線が無い時期に友人の家でニコ動で流行っている音楽をレコーダーで録音してガビガビの音質でヘビロテしたり、文化祭で買った中古のコミックスを親の目から隠しながら読んだり、某万代で毎日早朝から同人誌を漁ったり、授業中に艦これの任務のロードマップをノートに書き出したり、そういった暴力的な気概こそがオタクをオタクたらしめるのだろう。その点で今の自分は、オタクではない。
ところで。
縛りとは、かつては親がそれだった。そして、縛りは言い訳にもなる。出来ない理由を全て親に押し付けていた。
そして自分は今も昔もガキだと思う。今度は「出来ない理由」を一人暮らしと過去の育ちのせいにしようとしている。
まぁそれはそれで良いと思う。現実だから受け入れるべきだ。
それはそれとして「出来ない理由」として一人暮らしと過去の育ちなんてのは下の下だと思うので、もう少し別の理由を──例えば、「自分」にしておくのが大人ってものではないだろうか。自分がこうすると決めたからそうするとか。いちいち自分で決めて行動するのも面倒だが、何でもかんでも他人に押し付けていては一向に成長できないと思う。
そういう訳で、自分に強めの縛りを課そうと思うのだが、今回は以下の2つのツールを用いる。
まぁ誰でも知っていると思うが、GitHubはネットでアプリとか何でも良いがコードが公開されているのを見たことがあると思う。それである。もっと言うと、GitHub ProjectというプロジェクトのタスクやIssueを管理する機能を中心に用いている。
スプレッドシートはExcelみたいなものである。こんなブログを見に来る人なら知っていると思う、多分。
具体的な使い方は、以下のキャプチャにてふんわり掴んでいただきたい。
重要なのは使い分けで、GitHub Projectに記載しているタスクは粒度の大きいものを、スプレッドシートのガントチャートのタスクは粒度の小さいものを配置している。
これまではスプレッドシートのガントチャートだけで全てのタスクを管理しようとしていた。締め切り主導かつ備忘 or すぐ完了するタスク──例えばチケットの申し込み期限、グッズ発送時期のメモ、イベント開催日などであれば、スプレッドシートのガントチャートは非常に有用だ。パッと見て「そろそろこのイベントの告知が来そうだな」とか「まだこのイベントの日程は未確定だっけ?」とか、どうしてもカレンダーに書いてあると直前まで気付けないことを事前に把握することが出来る。
しかし、明確な期限がない、かつ一日では終わらないような粒度の大きいタスク──例えば大掃除、お絵描き、旅行の準備などは、単純なガントチャートとの相性があまり良くない。なぜなら、状況に応じて期限を変更したり、タスクの内容自体に変更が生じたり、数日掛かるだけに前回何をどこまで進めたのか忘れたりしがちだからである。
そういう訳で、GitHub Projectを使って以下のように「一人ディスカッション」をしている。
ぶっちゃけスプレッドシートでもコメント機能を使えば似たようなことが出来るのだが、先ほどのガントチャートでのコメントには補足情報や情報源のリンクをなるべく完結に記載するという方針を取っている。これは単にスプレッドシートのコメントは長文や長い会話をすると見ずらいことを理由としている。(タスク丸ごとコピーする時も、コメントが長い会話だったりするとコピーが大変だし……)
また、本質的じゃない話かもしれないがスプレッドシートは自動で日付を更新する仕様にしており、過去のタスクは非同期で手動で非表示にしている。こうすると見やすくなるという理由だが、「モチベ」を保つにはGitHub Projectで完了として記録することが割と大事なんじゃないかと思っている。可視化することは大事。
Github Projectでバーンダウンチャートを作ったりしたら、もっと可視化できて良い感じがする。
ツールについての説明は以上。
一人暮らしを始めてやっとまともに自己管理の手法を確立する見通しが立った段階なので、まだまだ先は長いがなんとかやっていきたい。きっと自己管理能力ゼロの状態から社会に放り出されて困っている人は少なからず居るはずなので、そのような方のご参考になれば幸いである。
PS. 居ないと思いますが、もし欲しかったらスプレッドシートのガントチャートは共有するのでX(旧Twitter) @brokenstarbow までお声がけください。